NPO法人 青少年科学技術振興会 FIRST Japan

日本の未来を創る科学人材・グローバル人材の育成をサポートしていきます

PROGRAMS
FIRST LEGO League Challenge
FIRST LEGO League Challengeとは

FLL Challengeは9歳~16歳の青少年を対象とした世界最大規模の国際的なロボット競技会です。1998年に米国のNPO法人「FIRST」とレゴ社によってに設立され、日本では2004年から開催されています。現在、世界110カ国、約67,000チームが出場しており、毎年世界大会が世界数ヶ所で行われ各国の代表チームが参加しています。2008年にはアジア初の世界大会が東京で開催されました。競技は自律型ロボットで2分30秒の間にミッションの攻略を目指す『ロボットゲーム』と「イノベーションプロジェクト」「ロボットデザイン」「コアバリュー」の3分野の『プレゼンテーション』で構成されます。「イノベーションプロジェクト」では毎年大会から出されるテーマに対する研究活動を行い、大会では専門家の前で問題解決策を提案します。子どもたちが科学技術に親しみながらチームで取り組むFLLの活動は、プログラミング教育、アクティブ・ラーニングの実践であり、21世紀型スキルを身につけるのに適した教育プログラムとして世界中の教育機関でで導入されています。

シーズン動画

ロボットゲーム動画

FLL Challengeの規模

281,120

35,140

1,531

110

FIRSTのコアバリュー

チームはコアバリューを学び、新たな発見とチームワークを楽しみながら活動します。

  • ディスカバリー(発見):  私達は、新しいスキルとアイデアを発見します。
  • イノベーション(革新): 私達は、想像力と粘り強さで問題を解決します。
  • インパクト(影響):  私達は、学んだことを応用して世の中を良くしていきます。
  • インクルージョン(包括):私達は、お互いを尊重し互いの違いを受け入れます。
  • チームワーク(協力):  私達は、力を合わせることで強くなれます。
  • ファン(楽しみ): 私たちは活動を楽しみ、大会で成果を祝い合います。
FLL Challengeの教育的理念

9歳~16歳の子供たちに「ハンズオンの体験」と「STEM教育」を組み合わせたプログラムを体験する中で「科学技術」への興味・関心を持ち、感動的な学習経験をしてもらうことを願っています。子供たちに不足していると思われる「ひとつの事象につてい深く考え、課題に取組み、解決していく」という経験の場・機会を提供し、次世代を担う子供たちの「考える力」に刺激を与えていきます。また世界につながる機会を提供することで、国際的な科学人材が輩出されるこを期待しています。

FLL Challengeの教育的効果

数か月間のチーム活動を経験することで、コミュニケーションの重要性を知り、協調性や論理的思考、討論の仕方、スケジュール管理といった今後の人生において必要なスキルを育みます。またシーズンテーマを探求することで、世界の諸問題、科学の重要性、国際協力、様々なコミュニティとの関わりの必要性を学び、社会性を身につけていきます。

FLL Challengeシーズンの活動

毎年8月に大会のテーマが発表され、シーズンの活動が始まります。日本では12月に予選会があり、翌年2月に全国大会が開催されます。全国大会の上位チームはさらに世界大会に出場することができます。
チームは2名~10名で構成され、「ロボットゲーム」と「イノベーションプロジェクト」に挑戦します。チーム最終的に次にあげる4つのプロジェクトを仕上げ大会に参加します。
活動はメンター・コーチの指導の下、にエンジニアリングノートを用いて12回のセッションを進めながらまとめていきます。

(1)ロボットゲーム
レゴ社製ロボットキット(教育版レゴ® マインドストーム®やSPIKE プライム)を使用して、チームのロボットの設計・組立て・プログラミングをします。そしてフィールドに設置された約15のミッションの攻略を目指します。 競技時間は2分30秒で3回競技を行います。その中での最高得点がチームの得点となります。高得点を取るには時間内に効率良くミッションをクリアする必要があり、戦略・戦術も重要な要素になります。また大会当日に行う「ロボットデザイン」プレゼンテーションでは、作成したプログラムに基づいてロボットがどのように動作するかや、ロボットゲームでのチームの戦略について説明します。
チームで製作したロボットとプログラムでミッションを攻略できるかを何度も実験・検証し、試行錯誤を繰り返します。

(2)イノベーションプロジェクト
FLLでは毎年世界が直面する社会問題がシーズンテーマとして掲げられ、チームはそのテーマを研究していきます。調査・研究を進める中でテーマに関連した問題をチームで1つ特定し、それを解決するための解決策を考案し、プレゼンテーションを作り上げ、大会当日に審査員の前で発表します。
どのような視点・方法で問題を解決するのか着眼点・実現性が問われます。効果的なプレゼンテーションをするには発表資料を整え、充分な練習と効果的な手法を考える必要があります。

(3)コアバリュー
チームは活動を通じてFIRSTのコアバリューを学び、チームの理念・精神となるチームのコアバリューを育んでいきます。
大会では他チームに敬意を払い、共に素晴らしい時間を過ごすFLLではこのコアバリューを最も重視しており、それがFLLを比類なきものにしています。
プレゼンテーションでは、活動の成果やチームワークなどFLLで培ったチームの魅力を紹介します。表現方法は自由ですので歌やダンスを披露するチームもあります。

(4)ロボットデザイン
ロボットゲームで使用したロボットとプログラミングを紹介するプレゼンテーション。
ロボットのメカニズム、耐久性やプログラミングの効率や安定性が問われます。またミッションを攻略するためのロボット競技全体の戦術・戦略も説明する必要があります。

※ブース
大会ではチームピットエリアにポスターを掲示し、活動資料などを用意しチームブースを展示します。ロボットゲームやプレゼンテーションがない時間はチームはチームピットで来場や他チームに自分たちの活動を紹介して交流を深めます。

ロボットゲーム

プレゼンテーション

ブース

FLL Challengeに参加するには?
チーム編成

1チーム2名~10名の生徒、2名までのメンター・コーチで編成してください。
その年の4月1日時点で小学4年~高校1年生が対象です

チーム登録

HPにある申込みフォームからお申込ください。
登録後チーム登録料を振込みます。
チャレンジセット(大会セット)・ワークブック(生徒用・指導者用)を郵送で受け取り活動を開始します。
登録期間:2023年8月2日正午~2023年10月31日終日

チーム活動

エンジニアリング・ノートブック(ワークブック)を使いながら活動を進めます。
①ロボット競技(ロボット組立て・プログラミング・ミッション攻略)、②3種類のプレゼンテーション(プロジェクト、ロボットデザイン、コアバリュー)、③ポスター作成に取組みます。

予選大会への参加

お近くの予選大会にご参加ください。
※コロナの感染拡大によりオンラインでの開催となる可能性がございます。
予選大会での上位チームは全国大会への出場権を獲得します。

全国大会への参加

全国大会は東京で開催されます。
全国大会での上位数チームは世界大会への出場権を獲得します。
※全国大会へのご参加には別途登録料が必要です。

世界大会への参加

世界大会は世界数か所で開催されます。
※世界大会へのご参加には別途登録費が必要です。渡航費、滞在費もチーム負担となります。

FLL Challenge2023-2024の大会の詳細はこちら

FIRST LEGO Leagueの公式サイトはこちら(海外サイト) https://www.firstlegoleague.org/

※学校でSTEM教育を目的にFLL Exploreのカリキュラムを導入することができます。詳細はFLLクラスパックをご覧ください。
FLLをよりもっと知るには?

FLLをよりもっと知るにはFIRST Japan公認「FLL公式ガイドブック」がございます。